あぁぁぁぁ!!! 誰か、助けてぇぇぇ!!! もうすっかり私は、ヘビに睨まれたカエル、オオカミの群れに置き去りにされた子ヒツジのようだった…。 『言うの?言わないの?』 妖しい笑みを浮かべるあいつの言うがままに… 「ゆ、勇輝…」 くっ、悔しい!!!! あんな年下男に負けるなんて… 私とは対照的に、あいつは嬉しそうな顔をして、 『よろしい!じゃ、ご褒美…』 そう言うと、あいつの顔が近づいて来た。 さすがに私だって、同じ手に何度も引っかからない。 あんまり調子に乗るんじゃないわよ!!!!