お、お姉様ぁぁぁぁ!!!? 悔しいことに、意地悪な笑みを浮かべるあいつの方が、私より一枚も二枚も上だった。 『どうすんの?優季お姉様♪』 もうこれ以上、間合いを詰められると… あぁぁぁぁ!!! 「やっぱり優季でいい…」 悔しいぃぃぃ!!! 『じゃ俺のこと、勇輝って呼んで!』 えぇぇぇ!!!? そ、それだけは… 「ゆ、勇輝…くん…」 『ダーメ!勇輝!言わなかったら…』 言わなかったら…? 『言わなかったら… 襲う!!!!』 不気味な笑みを浮かべるあいつ… あ、悪魔…。