何度でも Lovin' you!~season 1~




ドキッ!


不覚にも心臓が跳ね上がった。


歯の浮くようなセリフをサラッと言ってのけたけど、


彼は嘘はついていない。


私を見つめる真剣な眼差しがそれを物語っていた。


でも…


私は…


「ごめんなさい…私には…『婚約者がいるからダメだって言いたいんだろ?

わかってる、だから困らせたりはしない』


いや、もう困ってますけど…


「それに、私を呼び捨てするの…やめてください。

私の方が年上なんだし…」


これだけはやめて欲しい。


『だったら、優季お姉様と呼ばせてもらおうかな!?

あ、俺は勇輝で全然構わないから…』