へっ!?


昨日のキスが頭に過った。


あのバカホストが…


冗談でしょ?


「あの人は、私のこと…客のひとりくらいにしか思ってませんよ!!!!

もう二度と会うこともないでしょうし、私、ああいうチャラチャラした人…大っ嫌いですから!」


そう言い放ち、ロッカールームを飛び出した。



病院を出ると、太陽はもう空高く昇っていた。


「疲れた…」


早く家に帰ってゆっくり休みたい。