永瀬さんは私をキッと睨みつけると、 『おい!手術が終わって元気になったら・・・お前に生意気な口を叩かせないようにしてやるから覚悟しとけよ!』 痛いはずなのに、偉そうなこと言っちゃって 「では無事に生還できることを心からお待ちしていますわ。」 私は永瀬さんを極上の笑みで、オペ室へと送り出した。 この最低、最悪の急患、 いつものように、一般病棟に移ってしまえば関わることもないと思っていたのに… まさか… まさか、この私が あんな奴に追いかけ回されることになろうとは…