モテるあいつ。

「ほんじゃーね♪」

「ばいばい!」


家まではまっすぐの道なので、家が遠くに見えるなぁと思っていたら…



家の前に人影が…



近所の人やうちの家族ではない。




さらに近づくと、服の色が見えた。




あれ…うちの学校のジャージ!?




その時、その人影がこっちを向いた。




あの顔は…




「聖斗ぉぉ!?」





と思わず叫びそうになってしまった。




家は近いけど、うちの前にいなくても…






私はその場で止まり、スクバからまんがを取り出した。