俺は、そんな物騒な事を考えながら、インタホーンのボタンに手をかけた。
























ピンポーン。





























……もはや、お約束すぎる音。
こんな無機質な音を聞いても、もはや、何も思う事はなくて。
俺には聞き慣れた音だ。
幸か不幸かは別として、だけどな。


























「こちら、私立菩提樹学園でございます。
 どちら様でしょうか?」



























さてと、インターホンに出たのは……。