下校中に知らない男の人に連れ去られ……
レイプされる夢。
この夢が正夢になったら…
そう思ったら、学校が怖くなってきたんだ…。

友達に相談してみたい。
けど、
『大丈夫』
その一言で終わりそう…

もしも…少しでも可能性があるなら…
相談してみよう。


―次の日―
魅「幽ーおはよー」
幽「魅季ーおはよう」
この子は、親友の新垣 魅季(あらがき みき)
幼稚園から一緒で、私の一番の理解者。

幽「ねぇ魅季、相談あるんだけど良い?」
魅「どんなこと?」
幽「最近見る夢の事なんだけどね」
魅「どんな夢?」
幽「男の人にレイプされる夢…」
魅「嫌な夢だね…けど
心配しなくても大丈夫だよ。
滅多に無いことだしね」
幽「そっか。話聞いてくれてありがとね。
(やっぱり大丈夫だけだった…)」


『大丈夫だよ』
その言葉が物凄く胸に響いて痛かった。
大丈夫って言われてもね…
ほんとにあったら怖いんだ…