――私は困惑していた。


アパートのドアを開け、廊下へ出た私はそのドアにあるルームナンバーを凝視していた。


……なんで。


わけがわからない。


ここはやはり私の部屋?


私の目に映る数字は、その部屋が私の部屋だということを示していた……。