茶の人生

「この傷は…」







本当のことを言うと、
絶対コイツ先公に言いやがるよな…。







「この傷は?どうしたの?まさか、言えないようなことなの?」







心優が俺に詰め寄る。







「えっと、この傷はですね…」







「この傷は?」







今、俺と心優はむちゃくちゃ顔が近い。







…よく見ると、コイツけっこう可愛い顔してんじゃねぇか。







あ、だけど『よく見ると』だかんなっ!!