「ぶっ!!」 飛んで来た拳を防ぐ事も出来ずモロに食らい青空は訳も分からず後ろに吹っ飛んだ。 「はっ?ソラッ!!?」 驚いた声に地面に横たわる青空は殴られた事も吹っ飛び急いで起き上がる、自分の目でその姿を確認しようとしたが強い力に引っ張られ気が付けば苦しい程抱きしめられ顔が広い胸に押し付けられて息苦しかった。 「り……リオン?」 抱きしめられたと理解し恐る恐る呼んでみる。 「………ソラ」 そのホットして安心した声を聞き青空も強張っていた緊張が解けていく。