口やら頬っぺたやら首やら… あちこちにキスされてんだけど。 俺にも理性というものがありまして…。 今、必死で自分の気持ちを押し殺して我慢してるんだよ。 なのに美知琉はお構いなしにキスしてくる。 これからは美知琉には絶対酒飲ませちゃいかんな。 キス魔って……タチ悪い。 美知琉が迫ってくるのを何とか抑えながら引き離して落ち着いた。 と思ったらまた引きずり込まれて…。 「…郁……」 「!?」 小さな声で俺にしか聞こえないくらいの小ささで名前を呼ばれたあとキスされた。 しかも濃厚なやつ。 .