「何か困ったら呼べよ、どこでも助けに行ってやるから」

「ホントに?どこにでも?」

「うん、約束してやるよ」

「なんで?」

「友達だから」










笑い声、電話の着信音、スナック菓子を開ける音
どこにでもあるありふれた教室とありふれた生徒達
その中にいるこの男のこの気持ちも、ありふれた物なのだろうか

誰でも抱くごく普通の気持ちなのだろうか

この無骨な男は恋をしているのだろうか