「まあちゃん
今日もおやつ買ってきたよ」







「ありがとう
おばあちゃん」






僕はお婆ちゃんこで いつもお婆ちゃんといた。





お婆ちゃんはとても優しく僕と弟をとても可愛がってくれた。






僕と弟は思いっきり甘えたしお婆ちゃんのことも大好きだった。






うちはお母さんもお父さんも共働きで
夜遅くでないと二人とも帰ってこなかった。





うちはお金持ちでもないし、決して裕福な家ではなかったがそのぶんお婆ちゃんの愛情を沢山注いでもらえた。




だから親が遅くても寂しさなどは感じなかった。






唯一
気になることといえば行きたくない幼稚園に毎日行かなきゃいけないことくらいだった。





しかし、まだ僕たちは幼くて見えないものや気づいてないものが沢山あった。




それをあの時期
気づいていれば
幼いことを理由にもっとうまく違ったやり方ができたのかもしれない。