「今、初美は弱ってるから。


俺にあっさり落ちてくれるかもな。」





見上げた顔は





いつもの浩チャンだった。





「だから、答えは今いらない。


心にだけおいと居てくれたらそれだけでいい。」





「うん。」





「じゃ、そろそろ帰るか!!


送ってくよ。」






帰り際に見た夕焼けは





昔二人で見た夕焼けと似てたね。





あの頃は





ずっとこの関係なんだって思ってた。