「初美、体大丈夫?」





「大丈夫ダヨ!!


ほら、ほら行こう!!」





あたしは浩チャンの手を引っ張った。





久しぶりに繋いだその手は





あたしが知ってる浩チャンの手とは違っていた。





ゴツゴツしてるし、





あの頃より大きくなったいた。





「このブランコ覚えてる?」





あたしの体にはもう小さくなったブランコに乗った。





「お前とよく取り合ったよな。」





「ブランコは二つあるのに、


何故か右がいいって言ってたよね。」