私は抱き合った体を話した

どうしても聞きたいことがあった。

「部長、私が泊まった次の日

誰かに会った人は誰ですか?」

「元妻の里香だ。

復縁したいと言ってきた。

俺は未練はこれぽっちも無い。」

「まだ、前の奥さんは部長のことが

好きなんですね。」

「俺は全く愛情は無い。里香にも

白石にも。あるのは君1人だけだ。」

部長の真っ直ぐな瞳に

吸い込まれそうになった。

「歓迎会のとき部長は、私のアパートで

前の彼がいて助けてくれました。

そのまま私を自宅に泊めてくれました。

そのときはその・・・・・

可哀想だからですか?」

「いいや。違う。あの時お前の彼氏が

きていると思った。そのまま帰ろうと

したが様子がおかしかった。

何だか助けたくいや、

君をここから連れて帰りたくなった

のが本音だ。」