SIN (LOVE and DAYS・番外編②)


ほとんど勢いで飛び出た言葉だ。


でも言ったあとは、それが最善の方法だと思った。



そうだ、絶対それが、一番いい。



今までまともに就職なんか考えたことなかった俺だけど、千夜子さんのためならどんな仕事でもやってみせる。


千夜子さんは性に合わないキャバクラなんかやめて、バイトでもいいから新しい職場を見つけて。



生活費はなるべく俺が多めに負担する。


料理だって、俺が毎日作ってあげる。


おいしそうに食べてくれる千夜子さんが隣にいれば、それで俺は満足だから。



ふたりなら、きっと楽しく暮らしていける――。




「シン君、ちょっと待って…っ」



混乱をあらわにした瞳で、千夜子さんが起き上がった。