SIN (LOVE and DAYS・番外編②)


「ごめんね、莉子ちゃん。アキに送ってもらってね」


「あ……はい」



莉子ちゃんは素直にうなずくと、ペコリと俺に頭を下げて、先を歩くアキの方に小走りで寄って行った。


街灯の下をならんで歩く、アキと莉子ちゃんのうしろ姿は、何も知らなければ恋人同士のように見える。


それを見てちょっと複雑な想いになる俺は、おせっかい野郎なのかな。



「――さて、と」


俺は携帯を閉じて、ポケットにしまった。


電話はつながらないし
なんだか胸騒ぎがするし

だったら行ってみるしかないよな。


それこそ、おせっかいかもしれないけどさ。



俺はゆるんだ靴ひもを結び直し、千夜子さんのマンションへと向かった。