SIN (LOVE and DAYS・番外編②)



高校最後の2学期も終わりに近づいてきた頃。

健吾が18歳の誕生日を迎えた。


お祝いをするために、ドカドカと健吾の部屋に押しかけた俺たち。

でも酒は一切ナシ。

いつもみたいに夜中まで騒いだりもしない。


なぜなら、健吾は今、大学受験に向けて猛勉強中の身だからだ。


ケーキとジュースでお祝いをすませると、パーティは早々にお開きになった。


勉強で忙しい健吾に代わって、俺とアキで、莉子ちゃんを送って行くことにした。






「人ってさ、変わるんだよなぁ」


健吾の部屋からの帰り道。俺はふいに、そんなことをつぶやいた。


ほとんど独り言のつもりだったけど、莉子ちゃんが「?」という顔で見てきたので、俺は笑って話を続けた。



「健吾のやつ、最近いい顔してるよな~って。
莉子ちゃんのために受験がんばってる姿がさ、目標に向かって走ってる、って感じ」