「……そういえば」
「なんだ?」
「次の獲物って考えてる?」
大貴の方を向くと、大貴は眩しそうに空を睨んでいた。
「まだ」
「そっか。まだ時間あるもんね。あたし動けない分大貴の方手伝えるし」
正直なところ、ティアラを手にしているであろう十星が近くをちょろちょろしてるのに、ティアラを差し置いて新しいターゲットに行くのは……
なんか、こう。
プライドが許さないっていうか。
実力が伴わないプライドですけど!
「……おまえに俺の仕事を手伝えるとは思えないけどな」
「ごめんね。馬鹿で!」
「全くだ」
うぅ……
「千夏はそんなことより、腕しっかり治すこと考えろよ」
「はい……」
正論です。



