「……うん」 何とか返事をする。 「千夏がティアラにこだわってるみたいだったから念を押したんだ」 「うん……」 「怖がらせて悪い」 「大丈夫」 十星に勝ちたいなんて気持ちは一気に消えうせた。 そしてその気持ちの変化に情けなくなった。 大貴に笑ってみせる。 「大丈夫だよ」 「無理はしない。 危ないと思ったらすぐ戻ってくる」 あたしがそう言うと、大貴はあたしを抱きよせて髪を撫でた。 「腹ごしらえするか!」 あたし達は買ってきたものを食べながら最終確認をした。