センサイもセンザイも似たようなもんじゃん……
むくれているあたしをよそに、二人の会話は続いた。
「『共に千歳の花も摘みましょう』ね……」
「親父はどう思う?」
会沢藤五郎はお茶を一気飲みすると言った。
「さあな」
「別にこの家に盗られて困るものは何もない」
「???」
1人会話に入って行けないあたし。
そんなあたしに気付いて、大貴が言った。
「つまり、掛け軸と一緒に『千歳の花』も盗もうとしてるんだよ。あいつは」
「えっ」
十星はそんなこと言ってなかったはず。
「千夏が見た資料に何か書いてなかったのか?」
「すごい量だったからほんの少ししか見てないんだよね……」
見たとはっきり言えるものは、今目の前にいる会沢藤五郎のプロフィールくらい……
その会沢藤五郎が、怪訝な目をあたしに向けた。
「内藤の娘は十星と関わりがあるのか」
突然、不審そうに顔をしかめられ口ごもってしまう。
「え、えっと、その」
おかしな汗まで出てきた。
これじゃあ余計に怪しい。
この威圧感を感じながらまともに説明できる気がしなかったあたしは、思わず大貴をちらりと見た。
すると目も合っていないのに、大貴の口が開いた。
春山美術館でのこと。
腕を折られたこと。
どういうわけか周囲をうろついていること。
簡単な説明を聞いた会沢藤五郎は少し考え込んで言った。
「ふむ」
「千歳の花は、内藤の娘ではないのか?」
むくれているあたしをよそに、二人の会話は続いた。
「『共に千歳の花も摘みましょう』ね……」
「親父はどう思う?」
会沢藤五郎はお茶を一気飲みすると言った。
「さあな」
「別にこの家に盗られて困るものは何もない」
「???」
1人会話に入って行けないあたし。
そんなあたしに気付いて、大貴が言った。
「つまり、掛け軸と一緒に『千歳の花』も盗もうとしてるんだよ。あいつは」
「えっ」
十星はそんなこと言ってなかったはず。
「千夏が見た資料に何か書いてなかったのか?」
「すごい量だったからほんの少ししか見てないんだよね……」
見たとはっきり言えるものは、今目の前にいる会沢藤五郎のプロフィールくらい……
その会沢藤五郎が、怪訝な目をあたしに向けた。
「内藤の娘は十星と関わりがあるのか」
突然、不審そうに顔をしかめられ口ごもってしまう。
「え、えっと、その」
おかしな汗まで出てきた。
これじゃあ余計に怪しい。
この威圧感を感じながらまともに説明できる気がしなかったあたしは、思わず大貴をちらりと見た。
すると目も合っていないのに、大貴の口が開いた。
春山美術館でのこと。
腕を折られたこと。
どういうわけか周囲をうろついていること。
簡単な説明を聞いた会沢藤五郎は少し考え込んで言った。
「ふむ」
「千歳の花は、内藤の娘ではないのか?」



