「あんまり深刻になるなよ」

笑いながらそう言って、更に付け足した。


「一緒に入りたいって言うなら入ってやってもいいけど」




あたしの肩を掴んで、額にキス。

びっくりして目を瞑る。


「高校出たら、な」





大貴が部屋を出て行ったあとも、しばらく動けなかった。