あたしは気を取り直して読み始めた。 だが、1つ目のファイルを10分の1も見ないうちに1時間が経ってしまった。 「これ、何日かかんの……」 あたしの部屋にデータを持って帰っても、パソコンは大貴も使うからまずい。 しばらく十星の部屋に通わなければならなくなりそう。 あたしは辛くなってきた目をぎゅっと瞑った。 ……大貴にばれないか。 それが不安。