十星は黙って立ち上がると、あたしの左手を引っ張った。 「……なに」 「仕事の資料見せる。パソコン別の部屋だから」 あからさまに落ち込んでいる。 ……落ち込みたいのはあたしなんですけど。 あたしは立ち上がって、引かれるままに奥の部屋へ入って行った。