同じことを何度か繰り返すと大貴が言った。 「結構、よくなったんじゃないか?」 「ん」 鏡を見る。 (マシにはなったかな……) 「俺は今日大学だけど、いないからって学校休むなよ」 「うん。ありがとう」 「おう」 そう言って大貴は大学へ行った。