えっ? 彼は、ひどく怪我をしていた。 普段なら、話しかけもしないだろうし、目もあわせたくもないと思う人。 見る限り、ヤンキーだったから。 でも、私は無意識の間に行動にでていた。 「大丈夫ですか?」 相手も、人がいたとは思わなかったからなのか、すごいびっくりしていた。 自分だって、びっくりしている。 でも、もうあとにはひけないだろう。