そのまま私はずっとリビングにいて、テレビをみていた。 あんな形で部屋を出てしまったんだから、自分の部屋でも簡単に入ることは絶対出来ない。 「そろそろさっくんちが来ちゃうから、舞香手伝って!」 とママに言われ、しぶしぶ手伝う。 手伝いをしていると ピーンポーン とインターホンの音がする。 「さっくんちな筈だからでてちょうだい!」 とママに言われ、私は玄関に向かった。 今からパーティーなんだから、笑顔で向かえなきゃいけないのに翔とのこともあってか、笑顔になれない。