「それにしても、自分の家がお店やってるって夢があるよね…私、昔からケーキ屋で働きたいって思ってたんだあ」


小さい時近くの公園に
大きなワゴン車がいつもケーキを売りに来てた


大人になったらこんな風にお店屋さんを開くんだっていつも思ってたっけ


…いつの間にかそんな夢は記憶の彼方に消えて
しまったけど


私がそう言うと
カナちゃんが


「じゃあ優羽吾んとこでバイトしたら?」


てあっさり言う


優羽吾くんちでバイト?お母さんとも仲良くなってそのうち公認の仲に
なったりして!?


一人妄想して
顔がにやける


「みう~、そんな顔してうちでバイトしたら絶対こんなデブになるって
やめときな」


優羽吾くん爆笑して
ほっぺをぷっくり
ふくらませる


ニコニコ(ニヤニヤ?)
してるのをただの食い
しん坊にとられたっ
恥ずかしいよぉ…