顔をあげると優羽吾
くんが私の顔を覗き
こんでいた

すごい至近距離!

嬉しさと驚きで体が
反り返りイスから
落ちそうになる

「…あ、やっぱみうだ!髪がいつもと違うから
他の子かと思った」

優羽吾くん
私の隣の席に腰を下ろす

ひじをついてこっちを見ると、愛斗くんがさっきしたように私の頭から爪先までをじーっと見る

あ…そうだ
さっき愛斗くんに
わしわしされたから髪
ぐちゃぐちゃだよ多分

優羽吾くん
うん、て頷くと

「なんかちょっと大人っぽくなった?今日の髪
似合ってるよ、あ…でもアップも好きだけど」

そう言って
恥ずかしそうに
へらっと笑う