急に真剣な顔をして
指をびしっと私の
おでこに当てる

「自分の身は
自分で守ってよね

あんたに何かあった時
アタシやリュウが
助けてくれるなんて
思わないで」


リュウ…っていうのは
3年の彼氏さんの
ことだよね?

ちょっと迫力あった
もんだから声が出ない

とりあえず
コクっと頷いた

カナちゃんも
黙って頷く

「アタシだって
自分がかわいいから

…ごめんね」

ってまるで私が
確実にお姉様方に
やられるみたいじゃない

ぞっ…
あぁヤダヤダ

こうなったら徹底的に
愛斗くんと関わらないか
直接お姉様に私とは
何でもないって
公言してもらうしか
ないよね…