こんな風に生徒が
集まってたら問題に
ならないのかなあ…

彼女の名前は
カナちゃんといった

ちょっと派手めの女の子

今まで友達にいなかったタイプだけどサバサバ
してそうで結構好きかも

「あ…そうだ
今こうやって私と一緒にいたらカナちゃんにも
迷惑かけるかもだし

私…顔隠した方が
いいよね?」

今更ながら慌てて
片腕で頭を覆うように
顔を隠す

そしたら彼女
ぷっと吹き出して笑う

「あ~そのことなら
アタシは多分大丈夫
だから気にしないで」

カレシ3年なんだあ
お姉様方も一目おいてる人だからアタシは多分
狙われないよ♪

もおカッコいいし強いし男らしいし~…
あ!会っても
好きになんないでね
まあ、みうみたいな
地味な子はリュウの
タイプじゃないけどね」

言いたい放題言った後
グロスでつやつやの唇をぴんと張り微笑む

「あ!でも一つ忠告!」