突然恐ろしいものを
見たかのように大きく
目を見開く


な…何?


「あぁ~っどうしよぉ
約束の時間…とっくに
過ぎてるよ。絶対…
絶対に怒ってる…」


彼女にしては珍しく
オロオロ


慌てて化粧品をカバンに突っ込むと、涙ながらに震えながら、私の手を両手でしっかり握りしめた


「アンタに一生の
お願いっ!!」