色々ありすぎて、愛斗
くんの顔を見たら、ホッとしてまた涙が出てきた


「泣くなよな~そんなにオレに会いたかった?」


「違うよっ…ぐすっ」


「もう大丈夫だから」


そう言って、愛斗くんは優しく私の涙を
拭ってくれた


その時、タタタと部屋
の端っこから小さい
足音が聞こえてくる


「起きたっ!?」


小さなかわいい顔と手がベッドの隙間から
ちょこんと覗いた


「亜沙美ちゃん…?うわぁ、お見舞い来てくれたんだ、ありがとう~」


その子は、前に優羽吾
くんちで会った、妹の
亜沙美ちゃんだった