でも…時間を戻しても


あの日遅刻してなくてもいつかは優羽吾くん
を見つけ出して


…やっぱり恋に
落ちてしまうんだと思う


そんなものだよね


恐怖感に襲われながらも頭の中は意外に
冷静だった


本当に怖い時って…
こんなものなのかな


咲妃さんは
私の目を見ると


「それ…誰かに話した?」


って呟いた