しばらくまっすぐ歩くと、私はある場所で
足を停めた


「やっぱり…」


目の前には、今日廉太郎くんに案内された
雑貨屋があった


ちょうど店仕舞いをする所で、店員さんが街頭にある棚やボードを片付けている所だった


あの人…
今日レジにいた人だ


頭のてっぺんで大きく作ったお団子ヘアや、口元のほくろが印象的だったから、間違いないと思う


今日見たことは
…夢じゃない


私はそう確信した