私のことを心配してわざわざ車まで出してくれた優羽吾くんのお母さんに深々と頭を下げ、私は
車から降りた


カナちゃんと行った
カフェを通り過ぎ、今日通ったであろう道を辿る


えっと…確かこの辺りで廉太郎くんとぶつかって


夜になり、周りの景色
は昼間と全く違う
雰囲気だった


あんなに人通りの
あった繁華街も今や
ひっそりとしている


人っ子一人いない、知らない道はちょっと怖い


人はいないが車通りは
あるので、車のライト
を頼りに足を進めていく