「ううん…知らないことが多すぎてちょっと
驚いただけ…」


「ここのボスに話つけてくる、学生だけでも解雇しねぇと足つくって」


「…手ごわそうだけど」


あのリュウさんの
お兄さんが上層部
に、いるんだよね


強面だらけじゃないの?


「じゃ、ここで」


廉太郎くんはそう言い
残して、ビルの中に
消えて行った


どうしよう…もし何かあった時の為に、私ここにいた方がいいよね?


いつでもどこかに連絡
できるよう、カバンから携帯を出した時だった


後ろに人影を感じた気がしたんだけど、瞬きを
するような一瞬の間に
私は別の場所で目を
覚ますことになる…