「悪かったって!
ホント、この通り!」


そう言うと、彼はまた
しても私を敵にまわす
ような行動に出た


私の片手を持って
強引に引き寄せ…


力任せに
ギュッと抱きしめた


な…な…何で
そうなるのっ!


普通土下座とか
頭下げるとか…


黙ってれば男前なだけ
に不覚にもちょっと
ドキドキしちゃった


腕を振りほどこうと
ジタバタしてると


教室の入口に、見覚えのある顔がチラッと見えた