「すみませんでしたっ」


ペコッと頭を下げて
足早にその場を立ち
去ろうとしたら…


「この前は悪かった!」


…え?


彼は、これでもかという位に頭を深々と下げ
私に謝っていた


そんなことされても、信じられないんですけど~


無視してそのまま立ち去ろうとする私に向かって彼がこう言った


「お前さ…愛斗の女なんだよな?ちょっとオレの話聞いてくんないかな」


「え…別に話す
ことないし…」


いきなりそんなこと言われても、怪しいんだけど


逃げるように早足になる


「あいつさ、学校やめるかもしんないって
知ってた?」


「ええっ!?」