自分に正直に…かぁ


この前咲妃さんに、優羽吾くんに近づかないでって言われてカッとなって


思わず、それはできないって言ったけど…


だからって愛斗くんとの約束を破って優羽吾くんと付き合うことは私にはできないし…


よくよく咲妃さんの気持ちを考えると、どうにも動けなくて…


「でも愛斗もカッコいーもんね、私だったら
愛斗かなぁ~!」


カナちゃんくふふと笑って、コーヒーを一口飲む


「中学の時の愛斗、みうみたいにフレンドリーに接してる子いなかったよ


チャラそーに見えて意外とマジでみう口説いてたんじゃない?」


「それはないよー、あくまで私は生贄だから」


「生贄ってぇ~、でもぉ愛斗の獲物が出てくる前に咲妃に殺られたら元も子もないじゃん


今日のこと、愛斗に
相談してみなよ」