「あー…暑ぅ」


「ほんと…愛斗くん
アイス買って来て~」


季節は夏


私たちは、高校に入って始めての真夏を迎え
ようとしていた


今日はみんなで早めに夏休みの宿題をしようと


優羽吾くんのうちに
集まっていた


カナちゃんはちょっと遅れるみたいで、私と愛斗くんの二人で優羽吾くんの部屋にいる



優羽吾くんちのお店の
デザートや、クーラー
のきいた部屋を楽しみ
にしてたんだけど…


生憎、部屋のクーラー
は調子が悪く


夏休みということでお店は混んでいて個室の
予約席も使えず


もちろんデザートなんてお店が忙しすぎて期待することさえできなかった