「今日悪かったな…愛斗に送ってって言われたもののオレ逆にジャマ
じゃねー?」


「いえいえそんなことないです!誰かに狙われてるかと思うと一人は怖いですし・・・ハイ」


新たに咲妃さんにも脅されたことだし、今や誰におそわれてもおかしく
ない状況だ


終始無言とはいえ、こんな強いお方がお供してくれてどれだけ心強いか…


「愛斗…頼むな、あんな無敵な顔してるくせに意外と繊細な所あるからさ


親のことで結構苦労してきたみたいで、愛情に飢えてるんだよな多分」


リュウさん、前向いたまま口端だけを上げて笑う


「…今日言ってたキャンディって何なんですか?もしかしてバイトの」


そこまで言うとリュウさんがゴホンと咳払いする