まだベッドにうつぶせになったままだったから確かに隙はアリアリだった


「オマエは猿か!
でけー声だすなつーの
またナース来るじゃん」


バシッと頭を叩かれる
久々出た!本気叩き
本当に痛いのに…


「…愛斗、楽しんでる所邪魔してすまん」


後ろから聞こえてきたのは…覇気のない声だった


顔だけ無理やり後ろに
向けて振り返ると


両手いっぱいに雑誌やお菓子やドリンクがたくさん詰まったコンビニの袋を持って立っている…リュウさんの姿があった


その様子から、今回の事ことをリュウさんなりに反省してるように見える


あの怖い雰囲気は、どっかへ行ってしまっていた