エレベーターまで行くと下行きの扉が開いて、優羽吾くんのお母さんは
もう中で待っていた


「優羽吾、早く早く!」


3人で慌てて中に入ろうとすると、後ろから襟元をグイッと掴まれる


「えっ?」


「みうは、まだいて」



愛斗くんに引っ張られ私だけエレベーターに
乗せてもらえない


「じゃ、みんなありがとー明日には退院するからガッコーには見舞いには来るなつっといてママ」


愛斗くん私の肩に腕をかけて、みんなに手をふる


「了解!またね愛斗
みうちゃんもまたね」


ママと呼ばれ優羽吾くんのお母さんニコニコして愛斗くんに手を振ってる


優羽吾くん何か言いたげだけど、片腕はまた咲妃さんにしっかりと
掴まれていた