か~っ…照れる


「とっ、とにかく…そこに花屋あったから私買ってくるね、先に行って愛斗くん励まして来てよ」


慌ててまくしたててしまう私に対し、優羽吾くんはにっこり笑うと


「じゃ、先行って待ってる…花かあ~普段もらうことないし愛斗喜ぶよ」


そう言ってエレベーターの方へ歩いて行った


私は急いで花屋に向かう


病院の近くで売れ行きもいいのか、夕方にも関わらずアレンジメントのお花がたくさん飾ってある


どれにしよう…愛斗くん花束だと花瓶の水変えないからダメだよね


この小さい鉢に
寄せ植えしてある
やつにしようかな…


そう思って
手に取った時だった