「ありえね~し!愛斗がそんな真面目なバイトできるわけねーじゃん」


「そーだよね、てことはやっぱり言えない
ようなバイト…?」


「あ、みう!信号変わった!ほら早く病院行かねーと面会時間めいっぱい愛斗と喋れなくなる」


優羽吾くん、話をはぐらかすように、私の背中を軽く押して走り出す


「もうっ!何で教えてくれないかなー、いいよーだ、後で直接聞くから」


「うん、そーして」


苦笑いする優羽吾くんと一瞬に一気に横断歩道を渡り、病院のロビーまで二人で駆け込んだ