まさかリュウさんと別れてオレと付き合えとか?そんなのカナちゃんに
限ってありえないし!


「こんな時に冗談
やめてよ…」


カナちゃんいつもと違い弱々しくなってる


「冗談じゃねーよ、一回カナにお願いしたいことあったんだ…」


愛おしそうな眼差しで、カナちゃんをじっと見下ろす愛斗くん


何なの?この後に及んでカナちゃんを脅迫する気!?しかも何企んでるかわかんないし…


愛斗くんとカナちゃんの間に今までと違った
空気が流れる


この女たらし!カナちゃんまで誘惑するなっ


「いてえっ!!」


愛斗くんの足を
思いっきり踏む


「バカ言ってないでさっさと行きなさいよっ!」


「ハイハイ、じゃあ
カナ約束な」


いたずらっ子みたいに笑みをこぼすとリュウさんの所に走って行く