「まーちゃんそんな
軽い子じゃないしっ…」


中学の時のこと実はよく知らないけど、そんな風に言うなんて許せない


話しかける相手間違えた~、でもこのクラス全体的に雰囲気悪いみたい…


私がこんな風にされててもみんなあんまり気にしてないし、教室にいる子も生気がないというか…


「うぉっ」


ドカッて音がして目の前の彼が床に崩れ落ちてく


一瞬何が起きたか
分からなかった


なぜか頭には愛斗
くんの顔が浮かんだ


こういう時って好きな人が浮かぶんじゃないの?不本意だと思いながらも…驚いて振り向く


すると、素知らぬ顔して私の横を通り過ぎ、教室に入って行く可憐な
後ろ姿が見えた


それは、愛斗くんでも
優羽吾くんでもなく…